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Cheap Accessory

作詞・作曲 Yohei
編曲 Can-aria

映画なら君の顔を 見なくてもすむから

今ほどに緊張もせずに いられたけど

今はそう 言葉だけで 詰まってしまうから

せっかくのディナーだって 喉を通らない

 

「私なんてダメだから…。」

そう言って はにかむけど

自分の価値なんて他人が

決めるものだから

ありのままの君で いてくれればいいなんて

伝えたい言葉は照れくさくて

曖昧な返事になる

 

夕暮れの街角の 露店で立ち止まる

安物のアクセならば 今の関係(ふたり)にも似合う

身をかがめて 見入る姿 誰から見ても

きっと普通の 幸せそうな 恋人同士だろう

 

「手をつなごう。」

言いだせなくて 宙を掴む左手

近くて遠い君の右手に

予期せず触れた その時に

高鳴る胸の鼓動 会話さえ上の空で

世界は まるでスローモーション

ゆっくりと 流れていく

 

「どうしたの?」 と 立ち止まって

覗かれた瞳の奥

交差する雑踏の音と 共に

時間(とき)が また 走り出す

 

君が溢れだす

 

「送ってくよ。」 言えないまま 小さく手を振った

ひとりきりの 帰り道も きっと君へのプロセス

さよならをしたばかり だけど送ったメール

言えずじまいだった想い 伝わりますように…

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