秋の忘れ物　枯れた落ち葉と

君の面影と

温もりに敏感になる

冬は切なくて

 

抑え切れない気持ち押し付け

好きと告げたメール

ほんの少しの思い遣りさえ

君に送れない…

 

５分おきのセンター問い合わせ　でも

「新着メッセージは　ありません」

何度も読み返すメールの中に

また君を探しているよ

何にも手につかなくて…

 

「長い時間（とき）をかけて分かる答えが、

　　　　　　　　　　現在（いま）を過去にするよ。」

​

なんて昨夜　遅くアイツが

付き合ってくれたけど

 

きっと…うまく笑顔を作れないのは

君のせいなんかじゃないよ

冬にひび割れた　この唇は

まるで今の心模様

傷つくから笑えなくて…

 

もう何だっていいんだ　今は

心紛れるなら…

 

笑い方も　甘えた喋り方もね

ヒールの高さも　触れそうな距離も

消せない想い出の　ふたりのように

また　無邪気に　笑いたい

 

ポケットから手を出せないわけは

携帯電話（へんじ）が震えるのを待ってるから

少し温もりに慣れた　この手を

寒空に翳してみても

 

「やっぱり…

　　　　　君が、好きでした。」